成果の測定

レポートの概要

Search Adsの「レポート」セクションにアクセスすると、キャンペーンのパフォーマンスを詳しく分析することができます。日付、広告グループ、キーワードごとにデータを表示し、次のような各種指標を視覚化できます。

  • 支出
  • タップ数
  • アプリケーションのダウンロード数
  • TTR(タップ率)
  • 平均CPA
  • 平均CPT(タップ単価)
  • インプレッション数

データをデバイス単位でフィルタすることも可能です。日付範囲は、当日を除く過去7日以内がデフォルトの範囲に設定されています。

注意:最新データが表示されるまでに最大3時間の遅延が発生することがあります。レポートにアプリケーション内での購入データは含まれません。またSearch Adsは、他社によるトラッキングURL変数の利用をサポートしていません。顧客の生涯価値を追跡する場合は、Search Ads Attribution APIの実装を検討してください。

このページのグラフは、選択するパラメータに応じて表示が自動的に変化します。グラフ上部のドロップダウンで指標のオプションを選択したり、左側のナビゲーションでレポートの種類を選択したりすることができます。

レポートの場所

「レポート」ページにアクセスするには、アカウントにログインしてキャンペーンビューを表示します。次に、次の操作を実行します。

  • 表示するキャンペーンを選択する。
  • キャンペーンの「概要」画面で「レポート」タブをクリックする。
  • 表示方法とフィルタを選択して、詳細なレポートを確認する。

30日分以上のデータを選択した場合、レポートの表示が週単位に固定されます。

レポートの表示形式

1)グラフビュー
「レポート」ページの最上位にあるグラフビューでは、パフォーマンス指標のスナップショットを日付で確認できます。ビューをフィルタし、指標を比較することで、キャンペーンデータをより深く分析することができます。注意:複数の指標を選択できるのは、この日付ビューだけです。

グラフの左上にはフィルタオプションがあります。フィルタオプションは、解除または変更するまで常に適用されます。フィルタを調整すると、新しい表示にすぐに切り替わります。

2)表ビュー
表には、選択したフィルタと指標に従って、各グループの合計値が指定したビューで表示されます。利用できるフィルタはビューに応じて変化します。

注意:レポートされる指標にはアカウントのタイムゾーンが適用されます。請求取引履歴と同じタイムゾーンで指標を確認する場合は、フッタにあるタイムゾーンのドロップダウンでUTCを選択してください。UTCの時差が反映されることで、選択した日付範囲がわずかに変化する場合があります。

レポートビューの性別、年齢、所在地に表示される「ユーザー非開示」

オーディエンス特定項目を広告グループやキャンペーンに適用しなかった場合、レポートビューの年齢、性別、所在地のセクションに、「ユーザー非開示」というカテゴリが表示されることがあります。これは、広告を表示したユーザーが「追跡型広告を制限」を有効にしていたか、デバイスの位置情報サービスを無効にしていたことを意味します。

年齢層によるレポート

レポートを年齢別で表示する場合、各指標は事前設定された年齢層(18〜24歳、25〜34歳、35〜44歳、45〜54歳、55〜64歳、65歳以上)に従ってグループ化されます。これによりインプレッション数の結果に、選択した年齢層よりも広い年齢層が表示される場合がありますが、実際に広告が表示されるのは各グループで指定された年齢のユーザーのみです。たとえば18〜38歳と選択した場合、18〜24歳、25〜34歳、および35〜44歳の範囲のインプレッションが表示されます。

レポートビューの「少量」インジケータ

レポートが返す値に「少量」と表示される場合があります。これは、リクエストされたデータの量が、Appleのプライバシーポリシーに基づくしきい値に達していないことを意味します。たとえば、検索語句は少なくとも10インプレッションに達している必要があります。これに満たない場合、検索語句のレポートには「「少量」の値が表示されます。また、年齢、性別、所在地のレポートの場合、少なくとも100インプレッションに達していないと、Search Adsは値を表示できません。

レポートの定義

表示されている項目や表示したい項目がわからなくなった場合は、用語や略語に関する以下のガイドを参照して、Search Adsのパフォーマンスデータの整理にお役立てください。

Impressions(インプレッション数)
レポート期間中、App Storeの検索結果にスポンサー広告が表示された回数。

Taps(タップ数)
レポート期間中、広告がユーザーにタップされた回数。

Conversions(コンバージョン数)
レポート期間中、スポンサー広告によって発生したダウンロードおよび再ダウンロードの合計数。Search Adsのコンバージョン数は、30日のタップ期間に基づいています。

TTR(タップ率)
広告が顧客にタップされた回数を、広告が獲得した合計インプレッション数で割った数値。

CR(コンバージョン率)
特定期間中に獲得した合計コンバージョン数を、同じ期間中の合計タップ数で割った数値。

Average CPA(平均CPA)
特定期間中の合計支出を獲得コンバージョン数で割った数値。

Spend(支出)
顧客による毎回の広告タップのコストを合計した数値。

Search term(検索語句)
必要としている特定の種類のアプリケーションを見つけるために、ユーザーが使用したキーワードやフレーズ。

Match source(一致ソース)
インプレッションの発生源(検索マッチと入札キーワードのいずれか)を示す列の名前。

モバイル測定パートナー(MMP)

ビジネス目標を達成し続けるには、キャンペーンの成果を監視することが重要です。キャンペーンのパフォーマンスを追跡できるように、モバイル測定パートナー(MMP)との統合が可能です。MMPは、多様なマーケティングチャネルと独自に連携しながら、アプリケーションインストール数のカウント、アプリケーションのインストール元の調査、インストール後イベントの追跡など、さまざまな分析を行っています。ほとんどのMMPが、Search Ads Attribution APIから取得したデータを自社ソリューションに組み込んでいます。コンバージョンアトリビューションに関するMMPの手法には、Search Adsと比較すると、次のような重要な相違がいくつかありますのでご注意ください。

  • ダウンロードデータのソース
    Search Ads:Search Adsのタップ後にApp Storeで確認されたダウンロード。
    MMP:初めてアプリケーションを開く前の直近の広告閲覧から推測されるダウンロード。
  • アトリビューション期間
    Search Ads:Search Adsをタップしてから30日。
    MMP:初めてアプリケーションを開いてから7~28日。
  • 再ダウンロード
    Search Ads:以前削除したアプリケーションのダウンロードが必要とされているため、コンバージョンとしてレポートされる。
    MMP:アプリケーションの再オープンのみとして特定される可能性がある。
  • 追跡型広告を制限(LAT)オンのコンバージョン
    Search Ads:Search Ads Advancedのキャンペーン管理ビューとCampaign Management APIに表示される、レポートされるコンバージョン数に含められる。
    MMP:Apple iOSプライバシーポリシーのため、特定できない。

「追跡型広告を制限」のコンバージョンのレポート

Search Adsでは、追跡型広告を制限(LAT)をオンまたはオフにしたデバイスからのコンバージョンの総数に透明性を提供しています。

  • LATオンのコンバージョン - 対象広告をデバイスで受信しないように、あるいはアクティビティが追跡されないようにLATをオンにしているユーザーのコンバージョン。
  • LATオフのコンバージョン - デバイスでLATをオンにしていないユーザーのコンバージョン。

LATオンのコンバージョン数を把握することは、顧客の獲得または維持におけるSearch Adsキャンペーンの有効性をさらに十分に理解するのに役立ちます。Appleのプライバシーポリシーにより、LATオンのユーザーのデータは、MMPが使用するSearch Ads Attribution API経由では提供できないため、MMPからレポートされる特定されたコンバージョン数は実際より少ない可能性があります。

Campaign Management APIユーザーの場合、LATオンとLATオフのコンバージョンのデータフィールドはこちらでご確認いただけます。

  • Search Adsのキャンペーン管理ビュー(「列を編集」を使用して利用可能なデータフィールドを表示)。
  • レポートエンドポイント経由のCampaign Management API。

Attribution API

このAPIについて

Search Ads Attribution APIを使って、特定のSearch Adsキャンペーンから生まれたダウンロードを追跡、特定することができます。Attribution APIは直接実装することも、他社製のアトリビューションソリューションを使って実装することもできます。Search AdsのAttribution APIを使うことで、新たに獲得したユーザーの生涯価値や広告キャンペーンの有効性を、正確かつ簡単に測定できます。

APIのメリット

アプリケーションにコードを数行追加するだけで、さまざまな顧客層の長期的な価値や、彼らのコンバージョンを促すキーワードを簡単に把握できるようになります。さらにこれらの情報に基づいて、各種キーワード、広告グループ、オーディエンスのCPT目標やCPA目標を最適化できます。

APIの要件

アトリビューションを追跡するには、アプリケーションでSearch Ads Attributionコードを有効にする必要があります。

Search Adsのキャンペーンがもたらしたアプリケーションのダウンロードを追跡するアトリビューションは、アプリケーションでいつでも有効化できます。

アトリビューションは、iOS 10以降を利用しているユーザーが、Search Adsキャンペーンをタップし、30日以内にアプリケーションをダウンロードした場合にのみ適用されます。

APIを実装する方法

アプリケーションでアトリビューションを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーションのXcodeプロジェクトファイルに、iAdフレームワークを追加します。
  2. アトリビューションコードを含むファイルにiAdヘッダをファイルに読み込みます。
    #import <iAd/iAd.h>
  3. Search Adsのアトリビューションを確認し、キャンペーンのレポートで結果を使用します。
// iOS 10のアトリビューション実装を確認
if ([[ADClient sharedClient] respondsToSelector:@selector(requestAttributionDetailsWithBlock:)]) {
NSLog(@"iOS 10 call exists");
[[ADClient sharedClient] requestAttributionDetailsWithBlock:^(NSDictionary *attributionDetails, NSError *error) {
// 返されたディクショナリ内部でアトリビューションのすべての情報を検索
NSLog(@"Attribution Dictionary: %@", attributionDetails);
}];
}

以下はAttribution APIからのresponseオブジェクト(バージョン3.1)です。キャンペーン階層の詳細、入札キーワード、ダウンロード日、クリック日が含まれています。

{
"Version3.1" = {
"iad-attribution" = true;
"iad-org-name" = "Light Right";
"iad-campaign-id" = 15292426;
"iad-campaign-name" = "Light Bright Launch";
"iad-conversion-date" = "2016-10-14T17:18:07Z";
"iad-click-date" = "2016-10-14T17:17:00Z";
"iad-adgroup-id" = 15307675;
"iad-adgroup-name" = "LightRight Launch Group";
"iad-keyword" = "light right";
};
}

APIに関するドキュメント全文は、ここで確認できます

プライバシー

Search Adsとプライバシー

Appleが収集するSearch AdsのあらゆるデータにはAppleプライバシーポリシーが適用されます。Appleはこれらのデータを第三者に販売しません。Search Adsは、マップ、Siri、iMessage、iCloudなど他のAppleアプリケーションに格納されているユーザーの個人データを利用しません。また、デバイスに格納されているユーザーの個人データを、ヘルスケア、HomeKit、Eメール、連絡先、通話履歴などのサービスや機能を介して利用することもありません。

さらにユーザーは、「追跡型広告を制限」を使用してターゲット広告の受信を拒否できます。「追跡型広告を制限」は、低年齢ユーザーのApple IDアカウントではデフォルトで有効化されています。

Search Adsにおけるダウンロードのアトリビューションは、プライバシーに配慮して実施されています。新たに獲得された顧客がアプリケーションを開くと、アプリケーションが顧客のデバイスにクエリを実行し、今回のダウンロードがSearch Adsによるものかどうか判断します。

  • このクエリはデバイス全体にわたり実行される。
  • クエリを実行できる対象は、アプリケーションの現在のユーザーのみ。
  • ユーザーは「追跡型広告を制限」を有効にすることでクエリを停止できる。

詳しくは、「Search Adsとプライバシー」を参照してください。