チームメイトの向かい側でMacを使って働くマーケター。

ベストプラクティス

入札

効果的に入札を行えば、競争力を保ちつつ、App Storeの検索結果でアプリが表示される可能性を高めることができます。以下のお勧めを活用して最高の成果につなげましょう。
まずは最大CPT入札額を引き上げましょう。
新しい検索結果のキャンペーンや広告グループを作成する際に、お客様のアプリに関する情報や類似のアプリを宣伝している広告主の設定額に基づき、最大CPT推奨入札額が示されます。最大CPT入札額は、1回のタップに支払う最大額を表します。多くの場合、実際の支払い額はそれよりも少なくなります。 
推奨入札額を活用し、情報に基づく判断を行いましょう。
「すべてのキーワード」ダッシュボードの「最大CPT入札額」列に、推奨入札額が表示される場合があります。推奨額を適用すると、広告がユーザーに表示される可能性が高まります。

以下の例では、AwayFinderという旅行アプリの推奨入札額が表示されます。
 
サンプルアプリのAwayFinderの「すべてのキーワード」ダッシュボードが開かれている。「最大CPT入札額」列で、1つの入札額が編集対象として選択されている。現在の入札額の下に、推奨額が「更新」リンクとともに表示されます。リンクをクリックすると、現在の入札額が推奨額に更新されます。

推奨入札額について詳しく確認するには、アカウントの「推奨事項」ページにアクセスしてください。各推奨事項に加えて、現在のパフォーマンス指標と推定値が表示されるため、特定の入札額の提案理由に関する背景がわかり、判断材料として使うことができます。これには次のものが含まれます。

  • インプレッションシェア、ランク、検索の人気度、インストール数、支出額、平均CPA、平均CPT、インプレッション数、タップ率
  • 推定インストール数、推定支出額、推定平均CPA

    「推奨事項」ページについてさらに詳しく
部分一致タイプのキーワードで最大CPT入札額を$1.00に設定している。

マッチタイプに基づいて最大CPT入札額を設定。

完全一致キーワードは、パフォーマンスを向上させる中心的な要素であり、アプリで最も重要であるため、積極的な入札額を適用します。投資額が大きいほど、どのような場合に広告を表示するかをコントロールしやすくなります。

通常、部分一致キーワードと検索マッチ広告グループにはより抑えた入札額を使用します。新しいキーワードの検出を促し、検索トレンドやピーク、また検索数の少ない語句を知る上で有効ですが、完全一致の語句のように効率の向上につながらない可能性があります。パフォーマンスを最大限に高めるためには、トラフィックの大部分を完全一致の語句から獲得するようにします。

それぞれの入札戦略を別に管理することができるよう、部分一致と完全一致のキーワードは別の広告グループまたはキャンペーンに分けておきましょう。

入札額の引き上げと再評価のタイミング。

以下の場合は最大CPT入札額を引き上げることをお勧めします。

  • 調査キャンペーンまたは広告グループから特定の語句のパフォーマンスが高いことがわかった場合。特定したパフォーマンスの高い語句をブランド、カテゴリ、競合のキャンペーンまたは広告グループのキーワードとして追加し、最大CPT入札額を引き上げて、インプレッション数やダウンロード数が増加するかどうかを試します。

  • 目標顧客獲得単価より低いコストでコンバージョンを高めているキーワードがある場合。そのキーワードの入札額を徐々に高めて、目標額以内でより多くのダウンロードが得られるかを確認しましょう。その際は推奨入札範囲を目安とすることができます。

  • 人気のあるキーワードでそれほどインプレッションを獲得できていない場合。アプリにとってキーワードが適切であれば、ほかの広告主様よりも入札額が抑えられる可能性があります。特定のキーワードの最大CPT入札額を引き上げ、結果が改善するかを確認します。その際は推奨入札範囲を目安とすることができます。

以下の場合に最大CPT入札額を再検討することをお勧めします。

  • タップ数に貢献しているキーワードがあるが、顧客獲得単価が目標より高く、コンバージョン数が少ない場合。顧客獲得単価が下がるように入札額を調整しましょう。

入札戦略を継続的に最適化し、パフォーマンスの優れた検索語句への投資を増やすことで、各市場で競争力を保つことができるよう努めています。

1日の予算フィールドで$500と入力されている。

1日の予算を設定して毎月の支出額をコントロール。

1日の予算とは、1か月を通してキャンペーンで支出される日々の平均額です。キャンペーンは継続的に実行され、一時停止、削除、終了日を設定しない限り、1日の予算に基づいて毎月継続的に支出されます。キャンペーンでより多くの機会が見込める時期には支出額が最適化されます。ただし、毎月の支出額が、1日の予算に暦月の平均日数(計算すると30.4日になります)をかけた額を超えることはありません。

1日の予算の額を決める際は、アカウントの「推奨事項」ページに表示される推奨額が役立ちます。

パフォーマンスと支出を定期的にモニタリングする。
キーワードのパフォーマンスを頻繁に確認し、どの語句が最高の成果を上げているかを把握しておきましょう。そうした語句の可能性を最大限に活かすために十分な予算を設定する必要があります。特定のキーワードに対して入札額を引き上げたり、予算を再度割り当てたりすることも検討してみましょう。
季節性、トレンド、現在のイベントを考慮する。
季節性のある機会やトレンドを最大限に活用するために、既存のキーワードの最大CPT入札額を定期的に調整したり、より積極的な入札額で新しいキーワードを追加したりすることをお勧めします。
「すべてのキーワード」ダッシュボードで「AwayFinder_Category」と名付けられたサンプルキャンペーンが開いている。モーダルに「24個のキーワードの最大CPT入札額を編集する( Edit Max CPT Bid for 24 Keywords)」と表示されており、「新しい入札額を設定する(Set new bid
)」オプションのラジオボタンが選択されている。

たとえば、旅行アプリAwayFinderのキャンペーンを実行している場合、パフォーマンスの高いブランドやカテゴリのキーワードの入札単価を夏の数か月の間引き上げて、旅行のピークシーズンに確実にユーザーにリーチできるようにしておくことが重要です。

効果的な入札の成功事例

Apple Search Adsの広告主が、入札単価の最適化に取り組んだ結果、パフォーマンスが向上した例を以下に示します。

50% 類似のプラットフォームと比べて、広告費用対効果が50%高い。
30% 類似のプラットフォームよりも高いコンバージョン率(サブスクリプショントライアル)30%高い。
20% 類似のプラットフォームと比べて、顧客獲得単価が20%低い。
23% 広告バリエーションのコンバージョン率がデフォルト広告と比べて高い。

100% 世界全体でサブスクリプション登録者数が前年比100%増。
80% 新規市場で発生したダウンロードのうち、Apple Search Adsに由来する割合。
60% 年間サブスクリプションの増加率。
1位 コンバージョン率(10%)第1位のプラットフォーム。

2 ピークシーズンの3か月間における登録数の増加率。
2 クリエイティブの最適化後のタップ率(TTR)の増加率。
50% 3か月後のブランドキーワードのコンバージョン単価の低減率。

26% Apple Search Adsでの広告出稿により、四半期でiOSデバイスでのダウンロード数が増加。
30% 年々グローバルでの新規サブスクリプション登録者数が増加。
40% 米国での年間サブスクリプション登録数が増加。
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