デスクで一緒に作業している2人のチーム。

ベストプラクティス

キャンペーンの構成

Apple Search Adsで成功を収めるには、適切なキャンペーンの構成を選ぶことが重要です。検索結果キャンペーンを戦略的にセットアップすれば、パフォーマンスの測定、キーワード入札額の最適化、新しいオーディエンスに応じた規模の調整を簡単に行えるようになります。以下のお勧めを使用して、検索結果キャンペーンの成果を最大化していきましょう。

キャンペーンの要素がそれぞれどのように関連しているかを把握する。

予算の設定と広告が表示される国と地域の選択は、キャンペーンレベルで行います。キャンペーン内で広告グループを作成し、広告グループでキーワードを選択し、入札額を設定して、広告バリエーションをセットアップします。
「キャンペーン」ダッシュボードで、サンプルアプリのMusic Teacherが開いている。4つのキャンペーンが表示され、そのうち3つは実行中、1つは一時停止中になっている。

キーワードテーマごとにキャンペーンを分ける

ブランド、カテゴリ、競合、調査の4つのキャンペーンタイプをアカウントに含めます。各キャンペーンタイプでは、異なるキーワードテーマに集中し、特定の広告グループ、マッチタイプ、入札戦略を使用します。

キャンペーンの構成の概要

次の内容を示す、キャンペーンの種類と関連する広告グループの図。

この最初の3つのキャンペーンタイプは、コアパフォーマンスの向上につながるため、継続的に詳しく確認していく必要があります。

  1. ブランドキャンペーンは、アプリや企業名に関連するキーワードに特化します。
  2. カテゴリキャンペーンは、アプリのカテゴリやジャンル、機能を表し、ブランド名を含まないキーワードに特化します。
  3. 競合キャンペーンは、同じ、または関連するアプリのカテゴリで、類似のアプリを検索するキーワードに特化します。

ブランド、カテゴリ、競合のキャンペーンでは、キーワードを完全一致タイプに設定し、検索マッチをオフにして、パフォーマンスが最も高いキーワードに最も積極的な最大CPT入札額を適用します。

4つ目のキャンペーンタイプは、最初の3つのキャンペーンタイプに追加できる、効果的なキーワードに関するインサイトを提供するものです。

  1. 調査キャンペーンは、より幅広いオーディエンスにリーチし、キーワードとして追加すべき人気のある検索語句を見つけることに特化します。このキャンペーンでは、自身の広告が関連する検索語句に自動的にマッチするように、部分一致キーワードと検索マッチを使用します。専用の広告グループを2つ作成することをお勧めします。

    • 部分一致広告グループでは、ほかの3つのキャンペーンタイプにおけるすべてのキーワードを含めて、マッチタイプを部分一致に設定し、検索マッチをオフにします。
    • 検索マッチ広告グループにはキーワードは含めませんが、検索マッチをオンにして、App Storeでの関連する検索に広告が表示されるようにします。

調査キャンペーンでは、ブランド、カテゴリ、競合キャンペーンのすべてのキーワードを完全一致除外キーワードとして追加します。これにより、すでに入札済みのキーワードへのマッチを避けながら、キーワードに関連する検索に広告をマッチさせることができます。

Apple Search Adsを成功に導く鍵は、アカウントの構成にあります。アカウントをキーワードテーマごとに分類することで、マーケットごとにパフォーマンスを把握でき、入札でインサイトに基づく対応を行なうことができます。

調査キャンペーンで見つけた語句を使用してその他のキャンペーンを最適化する。

調査キャンペーンで優れた成果を上げる検索語句を特定したら、それらを新しい完全一致キーワードとして、ブランド、カテゴリ、競合のうち適切なキャンペーンに追加します。そして3つのキャンペーンに追加したキーワードを完全一致除外キーワードとして調査キャンペーンに再度追加し、このプロセスを繰り返します。成果の低いキーワードをキャンペーンの除外キーワードとして追加することもできます。それにより、該当する語句に対して広告が表示されなくなり、費用を抑えることができます。

国と地域を検討する。

専用の予算が必要だったり、明確な目標が存在したりする大きな市場に対応する際は、キャンペーンを国や地域ごとに分ければ、各キャンペーンで価値を把握することができます。または、類似する目標がある場合や、顧客の価値、言語、地域の営業、金融拠点などの属性が共通している場合は、1つのキャンペーンで複数の国と地域をグループ化することもできます。複数の国と地域を1つのキャンペーンに含めると、広告と予算管理がシンプルになります。
地域や予算を別に管理するために個別のキャンペーンを作成する場合は、上で概要を説明したものと似た広告グループを作成できます。検索マッチをオンにした調査広告グループと共に、ブランド、カテゴリ、競合、調査の部分一致キーワードに特化した広告グループを作成します。Music Teacherという弦楽器の演奏を教えるアプリを宣伝する場合の構成を以下に示します。

Music Teacherのキャンペーンの構成(1か国用)

「Music Teacher_US」と名付けられたサンプルキャンペーンの図。1行目はMusic Teacherキャンペーン、2行目はMusic Teacher広告グループ、3行目はMusic Teacherキーワードを示している。「The Music Teacher_US」キャンペーンが紐付けられている広告グループとキーワード:ブランド_完全一致(キーワードは「Music Teacher」と「Music Teacher App」)、カテゴリ_完全一致(キーワードは「learn guitar」、「guitar teacher」、「guitar lessons」)、競合_完全一致(キーワードは「GuitarEZ App」と「GuitarEZ lessons」)、調査_部分一致(すべてのキーワード)、調査_検索マッチ(キーワードなし)。

効果的に構成されたキャンペーンが成果を上げる仕組みを探る。

キャンペーン全体でキーワード、入札単価、広告を効果的に整えることで、Apple Search Adsの広告主様が得られた成果を以下にいくつか紹介します。

20% Apple Search Adsの実行後にアプリのダウンロード数が20%増加。
18% 類似のプラットフォームと比べて18%低い平均顧客獲得コストを実現。
38% 検索タブでの広告の実行後に獲得した新規ユーザー数が38%増加。

11 収益が2年間で11倍に増加。
24% Todayタブ広告を掲載してから、ブランドキャンペーンのインプレッション数が24%増加。
30% Todayタブ広告を掲載してから、ブランドキャンペーンのタップ数が30%増加。

3 Apple Search Adsを利用し始めてから、ダウンロード数が3倍に増加。
1位 インストールからサブスクリプション登録に至る確率でナンバーワンのプラットフォーム。
5 ラマダン中の再ダウンロード数が5倍に増加。
62% 顧客獲得単価が前年比で62%減少。

1位 インストール単価が最も低いプラットフォーム。
47% 最適化されたクリエイティブにより、タップ率が47%増加。
48% シーズンに合わせた最適化により、ダウンロード率が48%増加。
61% シーズンに合わせた最適化により、ユーザー獲得コストを61%削減。
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