コンピュータで一緒に作業している2人のチーム。

ベストプラクティス

再ダウンロード数

オーディエンスに過去のユーザーを含めると、アプリにあらためて関心を持ってもらい、アプリの成長を促進して収益をさらに高めることができます。
以下のお勧めを活用して、ユーザー再獲得戦略を構築し、過去のユーザーにリーチしましょう。

再ダウンロードの価値を理解する。

過去のユーザーを呼び戻すことは、App Storeでの重要な成長の機会になります。ユーザーはさまざまな理由でアプリをダウンロードして削除します。そして多くのユーザーが、同じアプリを再度ダウンロードしています。実際調査では、iOSユーザーの92%が再ダウンロードの経験があると答えています*。また、以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーの33%が、特定の購入を行うために再ダウンロードを行ったと答えています*。ユーザーがかつて利用していたアプリの機能、サービス、または純粋な楽しみを示してユーザーに思い出してもらうには、App Storeで表示される広告が非常に重要な役割を果たします。

92% 再ダウンロードの経験があると回答したiOSユーザーの割合。

このようなApp Storeの重要なオーディエンスにあらためてリーチするには、キャンペーンの設定でこうしたユーザーを含めることが必要です。

顧客タイプのメニューですべてのユーザーが選択されている。

適切なユーザーに確実にリーチする。

オーディエンス設定ですべてのユーザーまたは以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーを選べば、過去のユーザーにリーチすることができます。すべてのユーザーにリーチすると、新規ダウンロードと再ダウンロードの両方を増やすことができます。

再ダウンロードが最適化されるよう広告グループを構成する。

過去のユーザーを引き込むキャンペーンの設定方法は、いくつか存在します。始める前に、キャンペーン構成のベストプラクティスに習熟しておくとよいでしょう。

全員を対象にする広告グループの構成

最もシンプルなアプローチは、広告グループを「すべてのユーザー」顧客タイプに設定することです。
新規ユーザーと以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーの両方に広告が表示され、リーチが最大化されます。
リーチを最大化するように広告グループを構成する方法を示す図。1行目では、「ブランド」、「カテゴリ」、「競合」の3つのキャンペーンが表示されている。それぞれの広告グループで、完全一致キーワードを使って「すべてのユーザー」にリーチするよう設定されている。最後のキャンペーンは「調査」キャンペーンで、2つの広告グループが「すべてのユーザー」にリーチするよう設定されている。1つの広告グループは「検索マッチ」がオンでキーワードがなく、もう1つの広告グループには部分一致キーワードが含まれる。 

ユーザー再獲得に特化した広告グループの構成

ユーザー再獲得の予算を別に管理するために、すべての広告グループの顧客タイプを「以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザー」に設定した専用のキャンペーンを作成します。この構成は、過去のユーザー向けにキーワード、入札額、広告をカスタマイズするために役立ちます。調査広告グループでパフォーマンスが高い語句を把握したら、それらの語句をキーワードとしてほかの広告グループに追加します。
関連する広告グループを使って顧客再獲得キャンペーンを設定する方法を示す図。1つのキャンペーンは「再獲得 - コアパフォーマンス」と名付けられており、広告グループが3つ含まれている。1つ目は「以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザー」に設定され、ブランドの完全一致キーワードが含まれる。2つ目は「以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザー」に設定され、カテゴリの完全一致キーワードが含まれる。3つ目は「以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザー」に設定され、競合の完全一致キーワードが含まれる。もう1つのキャンペーンは「再獲得 - 調査」と名付けられており、広告グループが2つ含まれている。1つ目は「以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザー」に設定され、「検索マッチ」がオンでキーワードが含まれない。2つ目は「以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザー」に設定され、部分一致キーワードのみが使用されている。 

適切な価値提案で適切なユーザーのエンゲージメントを促すことで、コンバージョンの可能性が高いユーザーの再獲得が可能になります。ほかの有料チャネルを利用して再獲得したユーザーと比較し、Apple Search Adsを使用することで、以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーによる収益は平均で3倍増加しました。

新しい機能や特典を宣伝する。

アプリにアップデートを加えていたら、App Storeのプロダクトページにもそのアップデートを反映させましょう。
過去のユーザーに、前回アプリを使ってから何が更新されたかを示します。App Store Connectでキーワード、アプリのタイトルと説明、アプリのプレビュー、スクリーンショットに調整を加えて、新しい機能や更新内容を強調して示しましょう。

サンプルアプリのAwayFinderの元の広告と、新しい機能を強調した広告が並んで比較されている。

たとえばAwayFinderという旅行用のアプリの、新しいウォーキングツアーの機能をアピールしたいとします。新しいアセットをApp Store Connectにアップロードすることで、この新しい機能を新規および過去のユーザーに宣伝できます。

以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーが検索する前に表示する。

検索結果でアプリのプロモーションを行うだけでなく、検索タブに広告を表示させることで、検索前の過去のユーザーを取り込むことができます。検索タブ広告グループでは検索結果広告グループと同じオーディエンス設定を使用できるため、すべてのユーザーまたは以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーのみに特化することができます。過去のユーザーがあなたのアプリを探しているわけではない状況で、こうしたユーザーにアプリを思い出してもらう優れた方法です。検索タブ広告は、コンテンツや機能のアップデートを行ったり、ビジネスの大きなプロモーションを行ったりする、季節的に重要な時期やイベントで過去のユーザーにリーチする場合に特に効果を発揮します。

再ダウンロードの指標を使ってキーワードを評価する。

Apple Search Adsでは、「すべてのキーワード」ダッシュボードや「広告グループのキーワード」ダッシュボードのインストール数に再ダウンロードの指標が含まれています。お客様がアプリをダウンロードして削除し、App Storeで広告をタップしてから同じアプリをもう一度ダウンロードした場合に再ダウンロードとしてカウントされます。または、別のデバイスで同じアプリをダウンロードした場合にも再ダウンロードとしてカウントされます。再ダウンロードの指標をモニタリングして、どのキーワードが過去のユーザーに対して効果があるかを理解し、情報に基づく最適化を行う上で活かしていきましょう。
サンプルアプリのAwayFinderの「すべてのキーワード」ダッシュボードが開かれている。「再ダウンロード」列が拡大表示されている。 

以前アプリケーションをダウンロードしたことのあるユーザーへの再アプローチの成果を確認する

Apple Search Adsの広告主様が再獲得キャンペーンを実施した後に見られたパフォーマンスの向上を以下に示します。

1位 広告プラットフォームの中で、No.1の顧客獲得・再獲得実績。
2 ほかの有料チャネルと比べて、顧客獲得率が2倍。
30% ほかのプラットフォームと比べて、30%高いユーザーあたりの収益を実現。
3 ほかの有料チャネルと比べて、以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーによる収益が3倍。

20% Apple Search Adsを通じて獲得した月間新規iOSユーザーの増加率。
20% デフォルト広告と比べて、20%高い広告バリエーションのコンバージョン率を実現。
25% デフォルト広告と比べて、25%低い広告バリエーションでの顧客獲得単価を実現。

190% 類似のチャネルと比べて、Apple Search AdsではROIが190%増加。
773% 6か月で再ダウンロードが773%増加。
68% 類似のチャネルと比べて、コンバージョン率が68%増加。
745% 類似のチャネルと比べて、クリック率が745%増加。

50% ほかの広告プラットフォームと比べて、50%低い新規登録ユーザーの顧客獲得単価(CPA)を実現。
150% ほかの広告プラットフォームと比べて、初回の購入を行った新規ユーザーの顧客獲得単価(CPA)を150%低減。
41% ほかの広告プラットフォームと比べて、初回の購入を行った以前アプリをダウンロードしたことのあるユーザーの顧客獲得単価(CPA)を41%低減。
8% ほかの広告プラットフォームと比べて、LTV(ライフタイムバリュー)が8%増加。
前ヘ

入札

次へ

広告バリエーション