キーワードのマッチタイプについて理解する
Apple Search Ads Advancedの検索結果キャンペーンにおいてマッチタイプがキーワードに与える影響
Apple Search Ads Advancedのキーワード設定機能である「マッチタイプ」を検索結果キャンペーンで使用すれば、ユーザーの検索と広告をどのようにマッチさせるかを指定することができます。マッチタイプには、部分一致と完全一致の2つがあります。
部分一致
Apple Search Ads Advancedのデフォルトのマッチタイプです。部分一致は、キーワードの関連するバリエーションや、キーワードに関連する語句を検索対象として広告を表示します。
たとえば、キーワード「写真 編集 無料」が部分一致に設定されている場合、次の検索語句に一致する可能性があります。
「編集 写真 無料」、「無料 写真 エディター」、「フォトエディター」、「写真編集用のアプリ」、「写真 コラージュ メーカー」、「写真フィルター」
部分一致を使えば、キーワードリストの作成にかかる時間を節約することができます。Apple Search Adsのシステムがキーワードリストを作成してくれるため、キーワードのあり得る組み合わせをすべて考える必要はありません。
部分一致は、完全一致キーワードのリストでは網羅できなかった、関連性の高い検索とキーワードの傾向の見落としを防ぐためにも役立ちます。部分一致キーワードにマッチする検索語句は、「検索語句」タブで確認できます。
部分一致を使えば時間を節約でき、キーワードのカバー範囲が広がりますが、特定のキーワードの使用が制限されている場合など、すべてのキャンペーン、またはすべての国や地域で適しているとは限りません。また部分一致では、選択したキーワードや広告対象のアプリに類似するカテゴリや製品名、サービスに関連する語句など、選択したキーワードのプロンプトに基づいて幅広い語句が生成される可能性があることにも注意が必要です。
完全一致
完全一致では、Apple Search Adsのキーワードの選択や、広告が表示される可能性のある検索の種類が最も厳密にコントロールされます。完全一致は、選択した特定の語句、および部分一致よりも検索語句に近いバリエーションにマッチします。これには、綴りのバリエーション、単語の並べ替え、翻訳、およびシステムが類似していると見なすその他のバリエーションが含まれる可能性があります。
「写真編集無料」、「編集 写真 無料」、「無料 フォトエディター」、「無 フォトエディター」、「無料 写真 編集 アプリ」、「フォトエディター」
完全一致では、部分一致よりもインプレッション数が少なくなることがありますが、選択したキーワードに近い検索を行っているユーザーにリーチできるため、各インプレッションのタップ率(TTR)とコンバージョン数は高くなる可能性があります。
キーワードを完全一致として指定する場合、検索キーワードを広告グループに追加する際に、[キーワード]のように括弧で囲みます。
ヒント:両方のマッチタイプを検討してみましょう。
最適なカバー範囲とパフォーマンスを実現するため、完全一致キャンペーンと部分一致キャンペーンの両方を実施してみることをお勧めします。完全一致ではカバー範囲が狭くなりますが、お客様の意図がより明確に定義され、お客様の検索語句そのものとそれに近いバリエーションに対して広告が表示されます。そのため最大CPT入札額を適切に設定し、インプレッション数を最大限に増やすことができます。部分一致では、関連する検索語句の対象が広がり、キーワードのカバー率が高くなります。特定のキーワードを部分一致に設定すると、新しい語句を見つけやすくなり、少ないキーワード数でカバー範囲を広げることができます。
キーワードのマッチタイプを変更する方法
Apple Search Adsの検索結果キャンペーンでは、新しいキーワードはデフォルトで部分一致に設定されます。キーワードを広告グループに追加する際に完全一致に変更することができます。キーワードの追加後にマッチタイプを変更することはできません。代わりにそのキーワードを一時停止し、希望するマッチタイプを選択してから広告グループに再度追加する必要があります。
Search resultsキャンペーンで除外キーワードマッチタイプを使用する方法
完全一致(除外キーワード)
このマッチタイプを使用すると、指定した語句やフレーズが検索で使用された場合に広告が表示されなくなります。このマッチタイプでは、完全に一致する語句のみに対して広告がブロックされます。フレーズ内の単語の順序が違う場合など、指定した語句に近いバリエーションに対しては広告が表示されます。関連性が高い検索に対して意図せず広告が表示されなくなる事態を避けるため、完全一致を使用することをお勧めします。
例:
高度なパズルアプリを持っており、キーワードとして「パズル」を使用しているとします。この場合、「子ども パズル」という完全一致除外キーワードを追加すると、それと完全に一致する語句が検索された場合に広告が表示されなくなり、アプリの対象として想定していないオーディエンスに支出が生じる事態を防ぐことができます。注:完全一致除外キーワードの場合、正確に「子ども パズル」だけが対象となるため、「子ども パズル アプリ」と検索された場合は広告が表示されます。
部分一致(除外キーワード)
単語の表示順序にかかわらず、選択した単語や語句に対して広告を表示しないようにする場合は、部分一致を使用します。部分一致除外キーワードに含まれるすべての単語が検索で使用された場合に、広告がブロックされます。バリエーションに対しては、広告が表示されます。
例:
高度なパズルアプリを持っており、部分一致除外キーワードとして「子ども パズル ゲーム」を指定しているとします。その場合、「子ども パズル ゲーム」または「パズル ゲーム 子ども」に広告が表示されなくなりますが、「子ども パズル アプリ」といった検索語句に対しては広告が表示されます。「子ども パズル アプリ」に広告が表示されなくなるようにするには、部分一致除外キーワードとして「子供 パズル」と指定してください。
ヒント:除外キーワードの使用を検討してみましょう。
キーワードを部分一致に設定していて、そのキーワードに関連する特定の検索語句に対して広告を表示したくない場合は、それらの語句を除外キーワードとして設定すると有効です。その語句にのみ広告が表示されないようにするには、除外キーワードは完全一致に設定してください。