外部のプロモーションでリーチしたユーザーをスムーズにインストールまで誘導する“受け皿”として、Apple Search Adsは欠かせない存在になっています。
流入キーワードを幅広く用意して、スムーズにインストールまで誘導。
既存ユーザーと新規ユーザーの双方にアプローチするため、Craft Eggのチームはテレビ広告やオンライン広告、屋外広告など複数の媒体を組み合わせたメディアミックスキャンペーンを展開しました。テレビ広告では主に新規ユーザーに向けて、充実した楽曲ラインナップをはじめ、今はじめるべき理由を訴求する一方で、オンライン広告ではアニメ好き層に向けてキャラクターの魅力を打ち出すなど、ユーザー層に合わせて最適化したクリエイティブを展開してユーザーの獲得を目指しました。その際、同チームは、どの施策に反応してApp Storeを訪れたのかをモニタリングするためにも、外部キャンペーンの受け皿としてApple Search Adsを最大限に活用しました。
「事前に予想される流入キーワードを幅広く準備しておくことで、どのメディアから来訪したユーザーであってもスムーズにインストールまで誘導することを狙いました。さらに、オーガニック検索ではたどり着けなかったり、競合ゲームに流れてしまっていたと考えられるユーザーにブランドキーワードや競合キーワードを通じてリーチすることも目指しました。その結果、ガルパの月間アクティブユーザー数を大幅に増やすことに成功しました。」とCraft Egg マーケティング責任者の齋藤隼一氏は語ります。
検索ボリュームの推移とROASを見て広告出稿戦略を最適化。
Craft Eggのチームは、カスタムレポートを活用して、Apple Search Ads上でキーワードの検索ボリュームの推移などを見ることで、PRや他媒体の露出効果を間接的に測定できることを発見し、定常的に日予算や入札額を細かく調整しました。Apple Search AdsとAdjustのデータを統合して見ることで、キーワードごとにゲーム内課金額やROASをモニタリングし、プロモーションの企画や広告戦略に役立てました。
同時に、クリエイティブセットも活用して、周年タイミングやコラボ訴求、ゲーム内イベントを実施する際に合わせて広告パフォーマンスを最適化しました。
ブランドキーワードへの出稿も積極的に強化。
Craft Eggのチームは、ブランドキーワードの効果に関しても出稿量の強弱をもとに効果を精緻に検証しました。その結果、ブランドキーワードの出稿を強めた時期ではオーガニックインストールユーザーのコンバージョン率が高いことが分かりました。
「Apple Search Adsの広告とオーガニック検索結果によってユーザーのファーストビューをほぼ独占できるため、強く印象に残ることが要因ではないかと思います」とマーケティング責任者の齋藤隼一氏は分析。さらに、ブランドキーワードの出稿により、競合ゲームの広告が表示されるのを防ぎ、競合に流れてしまうユーザーを食い止める効果もあると齋藤氏は考えています。
企業概要
- 株式会社Craft Egg
- カテゴリ:ゲーム
- リリース:2017
- 本社:日本、東京