お客様の立場で考える。
App Storeであなたのアプリのようなアプリを探すとき、ユーザーが使用する検索語句について考えてみましょう。ユーザーは非常に具体的な何かを念頭に置いて検索することもあれば、アプリのカテゴリや種類など、より一般的な検索を行う場合もあります。まずはアプリの名前、アプリが提供するサービスの内容、またはそれが満たすニーズを表す語句から始めてみましょう。アプリのメインの機能ではなく、サブの情報としてユースケースを加えてみてもよいでしょう。ユーザーは同じ目的を持つ複数のアプリをダウンロードして試すことが多いため、あなたのアプリと似たサービスを提供しているその他の人気ブランドの名前を追加することも考えてみましょう。
例えばMusic Teacherという、弦楽器を教えるアプリのプロモーションを行っているとしましょう。アプリの広告がApp Storeでの検索でより多く表示されるようにするため、以下の例のように一般的な語句と具体的な語句の両方を使用することをお勧めします。
Music Teacherのキーワードの例
- ギター
- 音楽 レッスン
- 音楽 アプリ
具体的なキーワードは、アプリに直接的に関連する検索クエリに対して広告を表示するために役立ちます。こうした検索語句には、広告タップからのインストール数が増加する効果が期待できますが、キーワードが具体的すぎると、広告が表示されるユーザーの数が目標に達しない可能性もあります。
Music Teacherのキーワードの例
- Music Teacher
- アコースティックギター レッスン
- 弦楽器 音楽 レッスン
関連性と人気度に集中する。
ユーザーはアプリの検索とダウンロードを目的にApp Storeにアクセスしています。そこで使用される検索語句は、皆さんが受け取ることができるユーザーの最も顕著なシグナルといえます。関連性が高く人気のあるキーワードを選択しておけば、そうしたお客様がアプリを探している瞬間にリーチすることができます。考えられるキーワードをすべて挙げて膨大な数のキーワードに入札する必要はありません。最も関連性の高いキーワードに焦点を当てながら、検索マッチなどのツールでその他のキーワードを見つけることができます。アカウントでキーワード提案ツールを使用して、関連する語句を探すこともできます。キーワード提案ツールでは、App Storeにおける検索に基づくキーワードの人気度が表示されます。
部分一致では、キーワードに関連する検索語句がより幅広くカバーされます。*思いもよらなかったキーワードに類似した語句にも広告が表示されるようになり、考えうるすべてのキーワードの組み合わせを特定する手間がかかりません。部分一致を使えば、キーワードの包括的なリストを管理することなく、検索の最新トレンドやピーク、また検索数の少ない語句を把握することができます。
新しいキーワードを探したい場合は、調査キャンペーンで部分一致を使うこともできます。成果を上げている語句を特定したら、ブランド、カテゴリ、競合キャンペーンに完全一致キーワードとして追加します。
キーワード最適化機能と競争力のある入札戦略のおかげで、Apple Search Adsからの収益はほかのどの広告プラットフォームよりも高くなりました。また、その他のチャネルよりもインストール単価が21%低くなり、効率性も向上しました。
完全一致を使用して、広告が表示されるタイミングを
より厳密にコントロールする。
完全一致のカバー範囲は部分一致よりも狭くなりますが、顧客の意図がより明確に現れ、キーワードの最大CPT入札額をより適切に設定することができ、インプレッション数を最大化することができます。完全一致はブランドキャンペーンや競合キャンペーンで特に有効です。
サンプルアプリのMusic Teacherのキーワード、「ギター アプリ」に対するマッチタイプのバリエーションを以下に示します。
成果がないキーワードを除外キーワードとして追加する。
各キーワードのパフォーマンスを定期的に確認し、よい成果を上げている語句とそうでない語句を見きわめます。ダウンロードが見込めないタップに支払いが発生しないようにするため、成果がないキーワードを除外キーワードに追加しましょう。
関連する検索に広告が表示されなくなる事態を防ぐため、完全一致を使用します。または複数の単語やフレーズに広告が表示されないようにしたい場合は、部分一致を試すこともできます。
検索マッチで新しいキーワードを見つける。
検索マッチを利用すると、App Storeプロダクトページのメタデータ、同一ジャンルの類似アプリに関する情報、その他の検索データなどのリソースを使用して、App Storeでの関連する検索に広告を自動的にマッチさせることができます。検索マッチをオンにすると、広告表示のためにあらゆるキーワードを見つけて入札する必要がなくなります。特に、現地の言葉がわからない地域の市場に広告を出す場合に便利な機能です。
キーワードを見つけたいキャンペーンまたは広告グループでは、検索マッチをオンにすることをお勧めします。結果を確認し、パフォーマンスの高い検索語句を特定して、それらをブランド、競合、カテゴリキーワードに特化したキャンペーンまたは広告グループに追加しましょう。
別のキャンペーンまたは広告グループで、異なるキーワードタイプを管理する。
調査、カテゴリ、競合、ブランドのキーワードを個々のキャンペーンまたは広告グループに追加します。キーワードを別に管理することは、最適化やレポートの質を高め、キーワードの範囲を広げる上で役立ちます。
推奨キーワードを検討する。
キーワード提案ツールの使用に加えて、キャンペーンが実行されたら「推奨事項」ページで推奨キーワードを確認できるようになります。推奨事項には、App Storeで類似アプリの検索に使用されている関連キーワードが含まれます。
キーワードのパフォーマンスを定期的に確認することで、大きな成果を上げているキーワードを見きわめて、そのポテンシャルを最大限に活かすために十分な予算を設定することができます。成果の大きい特定の語句の予算を引き上げて、インプレッション数、タップ数、ダウンロード数が増加するか試してみることをお勧めします。または、成果を上げていないキーワードの再評価も効果的です。さらに詳しくは、入札ページのベストプラクティスをご確認ください。
キーワードの最適化がどのように成果につながるかを
ご確認ください。
Apple Search Adsの広告主様が、成果の高いキーワードを通じて実現したパフォーマンスの向上を以下に示します。
Shopee は新規ユーザーの成長を促進。
Tiket は広告費用対効果を改善。
Happy Color は獲得強化へ。
Daily Yoga は世界に進出。
キャンペーンの構成